初心者現場監督が絶対やってはいけない3つのことを解説!【失敗談付】

初心者の現場監督は右も左も全く分からないまま現場を巡回します。

上司と一緒に現場巡回する時はいいのですが、1人で現場巡回することも少なくありません。

そんなときに作業員さんや他職の人に声をかけられることがあります。

材料の手配のお願いかもしれませんし、納まりの話や工程の話かもしれません。

また現場巡回中に色んなことに気付くことがたくさんあります。そんなときに、どういう行動を起こすべきか迷うと思います。

ここではそんな場面に遭遇した時に、初心者現場監督が絶対やってはいけない3つのことを解説します。

この記事を読んで理解することで、初心者の現場監督でも作業員さんから舐めらることなく絶大な信頼を得られるきっかけになります。

是非最後まで読んで参考にしてください。

 

初心者現場監督が絶対やってはいけない3つのこととは?

 

結論から述べます。

初めての現場監督が絶対やってはいけないことは次の3つになります。

  1. 知ったかぶりをする
  2. 見て見ぬふりをする
  3. ひたすら空返事をする

この3つは絶対やってはいけません。

理由は、共通して『信頼を失う』からです。

現場巡回をしているとホントに分からないことに遭遇します。そこで、分からないなりにどんな対応をするか、作業員さんは見ています。

信頼を失うとそれこそ全く話を聞いてもらえなくなります。

この行動は絶対しないように心掛けましょう。

この3つの行動について、僕の失敗談も併せて詳しく解説していきます。

行動①:知ったかぶりをする

 

分からないのにあたかも話の内容が分かっているかのような振る舞いをしてはいけません。

特にプライドの高い初心者の現場監督がしてしまいがちな行動です。

作業員さんは、新人現場監督にダメ元で答えを聞くことがあります。

それにうかつに答えてしまうと、そのまま施工してしまいあとで大変なことになってしまいます。

僕の失敗談をお話しします

ある老健の現場で流し下の電気温水器の向きについて、作業員さんから聞かれたことがありました。

当時は現場監督1年目だったのですが、向きとかそんなに影響ないだろうという軽い気持ちで勝手に指示を出してしまいました。

その結果、配管の位置が逆になってしまい、あとでやりかえ工事が発生してしまいました。

当時の上司にめちゃくちゃ怒られました。

この時の失敗の本質は、安易に答えたというよりも分かっているように振る舞ってしまったことです。

作業員さんから聞かれた時に、

 
初心者現場監督
分かってないと思われるの嫌だな、、

と思い、迂闊に答えてしまったことが1番いけないことでした。

こうかな?と思っても安易に指示を出してはいけません。

こうだ!と確信を持って初めて指示を出すことができます。聞かれたことに対して曖昧に答えないように、確認しますと答えましょう!

行動②:見て見ぬふりをする

 

これも絶対してはいけません。

現場巡回していると初めての現場監督にも気付くことがあります。

 
初心者現場監督
あの作業員さん安全帯してないな

とか、、

 
初心者現場監督
あそこの配管、端部養生してないな、

とか、

こういう場面を見つけて、何も行動を起こさないのは現場監督としてアウトです。

該当する作業員さんに声をかけたり、職長さんに養生するように依頼します。

それも難しければ、写真を撮って上司に報告します。

思っただけで行動に移せなければ意味がありません。

なにより見て見ぬふりは、初心者の時に癖付くとベテランになっても根強く残ってしまいます。

「気付いたら動く」

これを意識して日々現場巡回してください。その意識を持つだけで、現場の見方が変わります。

 

行動③:ひたすら空返事をする

 

これも初心者現場監督にありがちな行動です。

一見良さそうにも見えますが、これもNGです。

理由は、学ぶ機会を全て壊してしまっているからです。

初心者現場監督の1番の特権は、『何を聞いても怒られない』です。

作業員さんや上司から言われて『はい!分かりました!』はひとまずいいのですが、そのあとにはきちんと、

 
初心者現場監督
それってどういう意味ですか?
 
初心者現場監督
インチのチーズって何のことですか?

と必ず聞き返しましょう。

言われたことに対して分からなければ必ず質問しましょう。

はいはい言っているだけなら、分かっているんだろうなと上司も作業員さんも勘違いしてしまいます。

結果、意志疎通の食い違いにより大変なことにもなりかねません。

きちんと質問して1つ1つ理解して憶えていきましょう。

まとめ

以上初心者現場監督が絶対やってはいけないことを3つ紹介しました。

あくまで現場監督としてですので、人としてしてはいけないことは省いています。

この3つのことは、現場監督をする人にとって非常に大切なことです。

実際に、この3つのことができていないベテラン現場監督さんも大勢います。

平気で見て見ぬフリをして現場を歩いている現場監督が多いの何の、、、

質のいい建物を作るため、安全に仕事をしてもらうために僕らは時に鬼となり、厳しく指導しなくてはなりません。

例え嫌われたとしても、です。

そのためにまずは、紹介した3つのことは絶対しないことです。

癖づけることができれば、自然と気づいて行動を起こすようになります。少しずつ成長していきましょう。

そしてゆくゆくは日本中の人々の生活を守る、立派な現場監督になれるように一緒に頑張っていきましょう。

じゃ、そゆことで!

ご安全に!