建築設備の現場を撮影した写真

現場監督【初心者】が現場で1番最初にやるべきたった1つのことを教えます!

30代共働きの建設業パパ【ビルディングパパ】です。

初めて現場監督として現場配属になったけど、1番最初って何をすればいいの?

サブコンの現場監督は現場で任されるタスクが非常に多いです。

最初に1人ですべてのものを把握するのは難しいですし、どうやって整理したらいいか分からないですよね。

そんな初心者のための記事です。

新入社員の現場監督や初めて現場代理人になる人へ、現場配属になって一番最初にやった方がいいたった1つのことを教えます。

この記事を読むことで現場監督の仕事内容について頭が整理でき、悩まずにスムーズに仕事ができるようになります。

そして結果的に残業を減らすことができ、家族との時間を増やすことができます。

中堅の現場監督さんにも為になる内容となっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

現場では最初に『雛型フォルダ』を作成しよう!

最初にやることは「設計図を見る」でも「図面を書く」でも「予算書を作る」でもありません。

『雛型フォルダ』を作成するんです。

雛形フォルダとは現場管理の業務内容に沿って作られた、雛形となるフォルダのことです。

こんなのです。

このフォルダを最初につくることにより、現場の施工管理においてブレることなく仕事を進めることができます。

最初に雛型フォルダを作る理由

着工から竣工までをイメージし、画面にタスクが可視化されるから。進捗が一目で分かり、他の人がフォローしやすくなるから。

理由①:着工から竣工までをイメージし、画面にタスクが可視化されるから

雛形のフォルダを1番最初に作るということは、何をどれだけしないといけないかを考えなければなりません。

それは頭の中で着工から竣工までをイメージすることに繋がります。頭の中で現場をまず竣工させることが現場監督の仕事では大事になってきます。

そのイメージを持って初めて図面や工程、予算を作っていきます。そうすればトラブル発生してもスムーズに対処することができます。

現場に行くと共有フォルダや個人フォルダの中身がこんな感じになっている人いませんか?

無数のタスクを混在させると頭がいっぱいになります。

手当たり次第タスクをこなすとフォルダの中に図面も工程表も仕様書もぐちゃぐちゃになります。

これでは何がどこまで終わっているか分からないですし、いつまでに何をしないといけないか分からないですよね。

「チェックリストを作っても随時フォロー」と会社は言いますが、忙しくなるとなかなかできません。

いちいちそのリストを引っ張ってこないといけませんしね、、

そんなとき、最初に雛形フォルダを作っておけば何もぶれずに淡々とそのフォルダに書かれたことをやるだけです。

パソコンそのものにあるので可視化され非常に分かりやすいです。

作成した資料や図面をそのフォルダに格納するだけですので、いちいち考えなくて済みます。

心身ともにかなり楽になります。

理由②:進捗が一目見て分かり、他の人がフォローしやすくなるから

この手法はフォルダ自体がチェック機能も兼ね備えることができます。

何がどこまでできていて何が遅れているのかが分かりますので、助けに来た上司も何をすればよいか具体的に分かります。

特に忙しくなると自分の状況がどうなっているのかパニックになって分からなくなります。

実際に以前、僕も現場で繁忙期になった時に今自分は何をやらないといけないのか頭の整理がつかなくなりました。

上司や同僚が助けに来てくれたのですが、そもそもお願いするタスクが何なのか把握できていないため、迷惑をかけたときがありました。

なので最初に必要となる書類や図面のフォルダ分けをしておくんです。

そのフォルダを見れば、

なるほど!この施工図とこの仕様書のチェックができていないからフォローするわな!

OK!写真のこの部分が整理できてないみたいやから、やっとくな!

という風に、フォローする側もすぐに作業に取り掛かれます。

せっかく手伝いに来たので、助ける側も的確にフォローしたいですよね。

そんなメリットもあるので、先に雛形フォルダを作るのをおすすめします。

雛形フォルダの具体的な項目

以上の理由から雛形フォルダを作ることをおすすめします。

それでは、具体的なフォルダの項目を紹介します。

以上10項目です。このフォルダをまず作って下さい。

これで現場監督のタスクのほとんどを網羅できます。

全ての2次フォルダを説明すると膨大な量となるので、詳細については今後個別記事にて説明します。大きな括りである1次フォルダをまず作ってこの中を更に細分化して資料や図面を格納していきます。

ポンプの納入仕様書であったり、1階天井の施工図であったり、業者の追加見積書であったり、

このフォルダを見るだけでどこに何を格納すればよいのか一目瞭然ですよね。

注意してほしいこととして、「雑資料」というフォルダは絶対に作らないでください。

とりあえず雑資料へと格納してしまうので、ほぼゴミ箱となってしまいます。

せっかく雛形フォルダを作ったのに意味がなくなってしまいます。

進捗確認用でマイルールを決める。

マイルールを作ることで進捗状況を可視化することができ、タスク管理しやすくなります。

◎は承認済み▲は客先へ提出中何もなしは作成中

このようにマイルールを決めることで進捗が分かるようになります。

これで僕は進捗確認して今やるべきこと、時間が空いたらどれを処理しようか?等、フォルダの状況を確認してすぐに動けるようにしています。

進捗確認することで、今日絶対にやらなくていいことも分かりますので、結果早く帰ることができるようになります。

まとめ

いかがでしょうか?

以上のように雛形フォルダを1番最初に作ることによって、現場全体のやるべきことが把握でき、かつ進捗管理が楽になります。

さらにメリットとしてBOXやクラウドもこの雛形フォルダ形式にしておくと、遠隔で上司や同僚もフォローできるため、非常に効率的です。

僕は雛形のフォルダをずっと使用しています。自分なりにアレンジも加えていきますが、基本的には紹介した構成になります。

同じ形でずっと残して蓄積することで、転用が効き、1から作る書類はほとんどなくなります。

結果、僕は残業が減り子供との時間をより多く持つことができました。

現場監督はその分野の知識ばかりを詰め込まれ、このような仕事のやり方を学ぶ機会がありません。

この記事がきっかけで仕事のやり方について考えてもらえれば嬉しいです。

ぜひ参考にしてください。

現場監督の残業が1秒でも少なくなりますように!

じゃ!

そゆことで!