こんにちわ!ビルディングパパです!
いきなりですが質問です。
答えは、、安全書類の作成·整理です。
現場にもよるかもしれませんが、安全書類を最初に任されるかというと、、正直に言います。
僕も現場配属されてからはそう思っていました。
とにかく難しい単語が多すぎます。(監理技術者?雇用代表者名って社長のこと?等々、、、)
作業員名簿なんか作業員さんが新規入場する度に、更新しなければなりませんし、電動工具の届出なんかホントに手間がかかります。
嫌になっている新人現場監督さん、多いのではないでしょうか?
しかし、10年以上現場監督の仕事をしていて気づいたことがあります。
安全書類の整理というのは、実は非常に重要なスキルが必要であり、新人さんにはもってこいのトレーニングメニューなんです。
具体的な作成・整理方法は色んなところで解説されていますので、ここでは安全書類の作成整備の時のモチベーションの保ち方を伝授します。
この記事を読むことで、めんどくさい安全書類の作成業務に積極的になり、上司から高い評価を受けるきっかけになります。
ぜひ参考にしてみてください。
モチベーションを保つ秘訣とは?
まず最初に結論です。
安全書類を整備するときのモチベーションを保つ秘訣は、、
【書類作成の目的とメリットを理解する】
これです!むしろこれしかないと思います!
- 安全書類を作成する目的
- 安全書類の作成に隠れたスキルの大切さ
具体的には、この2つを十分に理解することで、業務の目的がはっきりとなり、モチベーションを保ちやすくなります。
実際に私もこの方法でモチベーションを維持することができたと自負しています。
それではそれぞれの内容について詳しく解説していきましょう。
なぜ、安全書類を作成しないといけないのか?
疑問に思ってもなかなか調べない人が多いと思います。
なのでここで説明します!
安全書類というのは、主に建設業法に基づく書類と安全衛生法に基づく書類の2種類に別れます。
これらの書類はそれぞれの法で定められており、工事管理をする上で作成整備をしなければならない書類です。
きちんと整備しないと法違反となるので、罰則が与えられます。そうです。違法になります。
その感覚を持って書類整備している監督さん、少ないと思います。まずは大前提の1つとしてその意識を持って作成することがポイントになります。
なぜ法律で決められたのか?
それは、色々な理由がありますが工事を行う上で、体制や管理の仕方を明確にし、書面に残すことで、後々問題が発生したときのエビデンスとして活用するためです。
たとえば、、、
建設業法で必要な施工体制台帳についてもしその書類が残されていなかったら、誰がなんの工事をいつ行ったのかが分からなくなります。そうなると、後々不具合が起きた時の責任がどこにあるのか分からなくなります。
そしてもう1つ、安衛法で作成しなければならない資料はあくまで工事の安全管理を適正化するための手段です。
きちんと整備をしていて、なお災害が起きた場合は会社ではなく個人の責任となります。
自分たちを守るためにもなります。
そんな書類が安全書類だということをしっかり自覚して、作成に取り組んでみてください。
意味が分からずに「ただ言われたからやる」はもうやめましょう。
書類作成に隠れたスキルとは?
安全書類を作成する時には、技術が必要です。
そのスキルとは、、、ミスなくチェックする技術
抜け漏れがないかをきちんとチェックする。そのためにはなにが必要か分かりますか?
そう!チェックリストです!
意外と工期の日付がはいっていなかったり、契約日が着工日よりあとになっている。
一つ一つ間違いがないかきちんとチェックする技術
何をチェックしなければならないかのリストを自分で作成してみてください。
- 空白がないか?
- 施工体制台帳と体系図の工期が同じになっているか
- 作業員名簿の健康診断実施日が1年以上前になっていないか
会社にはチェックリストの雛型があると思いますが、それをまずは見ずにリストを作ってみてください。
自分で作ることに意味があります。
これは、施工図でのチェック、仕様書でのチェックにも応用できるスキルです。
何を確認しないといけないかを明確に言語化できるように意識して作成してみましょう。
このトレーニングを続けていけば、管理職になったときに必ず活きてきます。
ぜひ意識して取り組んでみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
安全書類について角度を変えて考えてみると、こんなにもメリットがあるということが分かっていただけたかと思います。
デメリットはむしろありません。
最後に大切なことをもう1つ付け加えると、、
その仕事の目的、背景を理解し、メリット·デメリットを抑えて、出来たときの効果を認識する。
こうすることで、どんな嫌な仕事でもモチベーション高く取り組むことができます。
もちろん、根本的に必要なのが、、
立派な現場代理人になる、、という志しがあってのものです。
色んな夢や目的を持っていた新入社員の方でも、安全書類の整備や工事写真整理に追われ、目的をすぐに見失ってしまいます。
目の前の仕事や人間関係が嫌で、この仕事を離れていく方々が大変多いかと思います。
夢や目的を目の前の業務で埋もれてしまわないように、しっかりと手帳に書いておきましょう!
私はいつも朝起きた時、始業前に必ず見るようにしています。
大丈夫です。仕事の大きな流れとコツを掴めば余裕が生まれ、現場監督という仕事を客観的に見られるようになります。
そこまでにリタイアしないように、踏ん張っていきましょう!
そしてゆくゆくは、立派な現場代理人に、、、
日本の縁の下の力持ち的な存在になれるように一緒に頑張っていきましょう。
以上、質問やご意見あればコメント欄にお願いします。
それでは!また!
ご安全に!